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「お題シリーズ-拍手御礼-」
聖夜の

聖夜の接吻

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この時期になると、そこかしこで軽快な曲が流れ、眩いほどの煌めきが街を彩る
身を切るような冷たい空気の中だというのに、頬を赤く染めて寄り添う恋人たち
その脇を楽しげに笑いながら、小さな子供たちが駆けてゆく
そんな光景に目を細めつつ、彼はグラスに手を伸ばした


昼間はコートが要らないほどの温もりを感じる日だったが、陽が傾いた途端、気温が下がったのだろう
風こそないが、肌に触れる空気はきん、と冷たい
こんな日に好きこのんで外で過ごす人間はいない
それが証拠に、暖かな灯りに包まれた店内には大勢の客がいるけれど
寒風にさらされたテラス席にいるのは自分だけだ
気をきかせたウエイタ―が、席を移ってはどうかと声をかけてきたが
その申し出を丁重に断り、かわりに二杯目の飲み物をオーダーした

刻々と色を変えてゆく街並みの中で、古い鐘楼が金色の光に包まれる
微かに聞こえる歌声は、神を讃える讃美歌だろうか

家族や親しい人間とともに祈りを捧げる
一年をつつがなく過ごせたことへの感謝をこめて

いいもんだな、と素直に思う
なにげない日常 あたりまえの日々
それがどれほど幸福なことか、ようやく気づくことができた気がする
そんな日常を手放したくないとさえ思う自分がいて

そろそろ年貢の納め時かもしれねえな

けれど、嫌だとは思わない
むしろそれを望んでさえいるのだから、自分でも驚きだ
そして、自分にそう思わせたあいつには敵わない気がする

小さく笑ってグラスを傾けると、いつのまにか空だった
日も暮れてきたことだし、いちいちオ―ダ―するのも面倒だと
視界の隅に控えていたウエイターにワインを1本持って来てくれと告げる
ウエイタ―はすぐにボトルを抱えて戻ってきたが、日もとっぷりと暮れていて
さすがに忍びないと思ったのか、店内の席へ移ってはどうかともう一度提案してきたが
もちろん答はノーだ

鐘楼の鐘が時を告げる
そろそろ彼女もやってくるだろう
この寒風の中、息を切らせて走ってくるのは目に見えてる
それなのに、自分だけ暖かい場所で待っているのは性に合わねえ

「それに」

酒も女も、じっくり待つから旨いんだよ

グラスを満たす赤いワインからは、芳醇な香りが漂っていて
口に含めば、彼女の唇のように甘かった


グラスにワイン

*クリスマス小話その2wこれは誰だ(笑)

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~ Comment ~

NoTitle 

続きまして!

>寒風にさらされたテラス席にいるのは自分だけだ

テラス席ww超物好きw
なんか二杯目飲んでるみたいだけどあったかいもんにしなさいねー!(おかん)

クリスマスに、日常の大事さに気付くなんて素敵な話だなー
すごく奥が深い。

この男性のこれまでの人生は、きっと激しかったのね。

>いちいちオ―ダ―するのも面倒だと
>ワインを1本持って来てくれと告げる

うわばみw
豪快だね。懐のでかさを感じるぜ。
(懐具合もあったかそうだぜ)

>自分だけ暖かい場所で待っているのは性に合わねえ

これいいなあ。
いや決して褒められた行動とは思えないんだけどw、でもいいよねー
こういう心意気かっこいいよね。

私はこの話、原田っぽく感じたよ~

「接吻」の使い方、うますぎる

ぐりんたん 

続きましてのコメントありがと!!

>クリスマスに、日常の大事さに気付くなんて素敵な話だなー
>この男性のこれまでの人生は、きっと激しかったのね。

なにげない日常の中に、きっと幸せはあるんだろうなって
最近特にそう思うよー
なかなか気づけないんだけどw

>豪快だね。懐のでかさを感じるぜ。
>(懐具合もあったかそうだぜ)

器も懐もとことんでかい男がいい!!←力説
なかなかいねえけどね・・・

>いや決して褒められた行動とは思えないんだけどw、でもいいよねー
>こういう心意気かっこいいよね。

だよね!
でも、こういう男もいないよなあ・・・

>私はこの話、原田っぽく感じたよ~

あ、やっぱり?
実は、原田にしようか桂にしようか悩みながら(迷いながら)書いてた
で、結果、どっちにも決めなかったというw





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