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「お題シリーズ-拍手御礼-」
恋情の鎖

恋情の鎖-総司-

 ←お知らせみたいななにかw →恋情の鎖-斎藤-

*グリーンさんとの「同じタイトルで書いてみよう!」シリーズ第3弾!
  今回のお題提供は、北の大地の姐さんですww


それはいつも見る光景で。
別に珍しくもなんともないもので。

なのに。
胸の奥に鈍い痛みが走ったのはどうしてだろう。

白い手をあの人に向かって伸ばす。
肩についた糸くずを取る、ただそれだけのこと。
あの人は肩越しに振り返り、君に笑いかける。
すると君は嬉しそうに、頬を染めて微笑み返す。

ただそれだけのことなのに。

二人の心が。
お互いを想う気持ちが色鮮やかなまでに見えた気がした。


「どうかされましたか?」

琥珀の瞳が心配そうに僕を見上げている。
手を伸ばせばすぐ届くところに、君の顔がある。
紅を塗っているわけでもないのに、唇がひどく艶やかに見えて。
僕は眉を寄せた。

触れたい、と。
理由はない。ただ衝動的にそう思った。

白い頬は柔らかいだろうか。
細い首筋は温かいだろうか。
濡れた唇はどんな味がするのだろうか。

あの人はそれを知っているのだろうか。
その腕に君を抱きしめたことがあるのだろうか。

考えてみたところでどうしようもないことばかりが頭を掠めていく。

君に気付かれぬように、僕はぎゅっと拳を握り締めた。
抑えられない想いで、君を傷つけることのないように。

「-どうもしないよ。」

いつものように笑いかけると、君は安心したように顔を綻ばせた。

ずるいよね、と思う。
そんな風に笑いかけられたら、せっかく閉じ込めた想いが溢れ出してしまう。

君の瞳は僕のことなんか映してはいないくせに。
僕の気持ちを受け入れてはくれないくせに。
だったらそんな風に微笑まないで。
いっそ知らぬ振りをしてほしい。
それなら諦めもつくというのに。

だけど。
君が僕の前からいなくなるのは嫌なんだ。
そう思っている自分もいて。

どうすることもできない思いが胸の中を渦巻く。
がんじがらめになってしまっていることに気付いたときにはもう遅い。
どうあがいたって抜け出せない。
もがけもがくほど、僕の心は縛られてゆく。

断ち難い恋情という名の鎖に。

*ベタでごめんww

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~ Comment ~

 

うわあっっ!総司でくるとは思わなかった!
これの相手、紫苑な気がするのー!
あとでまた感想書きに来るね!

グリーンさん 

読んでくれてありがとう!

>うわあっっ!総司でくるとは思わなかった!

え、そう?
もうね、テーマを見た瞬間、総司しか思いつかなかったww

>あとでまた感想書きに来るね

お待ちしております♪

NoTitle 

あっ♪
あっ♪
改めまして~♪

メロディは適当に想像してください

もう総司ったら!こんなところにいるなんてー!
(テンション高いけど素面です)

>テーマを見た瞬間、総司しか思いつかなかったww

そうなの?!
私はヒジーしか思いつかなかった!
おもしろいもんだ。

>白い手をあの人に向かって伸ばす。

この段階で「千鶴はねえな」って勝手に思った。
なんかさ、私の中にこういう千鶴はいないんだよねw
でもうさぎさんが千鶴を想定してたんだったらごめんなさい!

>お互いを想う気持ちが色鮮やかなまでに見えた気がした。

相変わらず素敵な表現…
鮮やかに見える想いって、すごく分かる。
眩しいんだろうなあ。

ってかうさぎさんって総司の両思いは書いてくれないよね!
いっつも片恋で、グリーン毎回涙涙だよ。
恋物語は両思いだけど物理的に離れちゃうしさー
でもそれでこそ総司なんだよね。←本編に喧嘩売ってる

>紅を塗っているわけでもないのに、唇がひどく艶やかに見えて。

これも紫苑なんだよね…私的に。

>濡れた唇はどんな味がするのだろうか。

ここのくだり大好きー!
私も、総司はこういうことを考えることが多いと思う。

で、今回一番ぐっときたのが。

>抑えられない想いで、君を傷つけることのないように。

ここだな、やっぱ。
総司の優しさが垣間見える。
君を傷つけたくない。
ただそれだけを考えてるっていうのが切ない。

>だけど。
>君が僕の前からいなくなるのは嫌なんだ。

これも好きだっっっっ
今回は斎藤の「寒椿」とは逆で、幕末無関係の恋の話って印象。
現代でも通るもんね、全体的に。

あとこの台詞、言い回しが絶妙に総司で好き。

そうか。
うさぎさんは鎖をこういう意味で捉えたんだね。
すごく勉強になったー!
ありがとう☆

グリーンさん 

コメントありがとう!

>メロディは適当に想像してください

うん。わかった。適当に口ずさむよw

>私はヒジーしか思いつかなかった!
>おもしろいもんだ

ほんとだねえ。
逆に私は、副長でも考えてはみたんだけど、まったく浮かばなかったよ。
だからグリーンさんのお話を見て目からうろこだった!

>この段階で「千鶴はねえな」って勝手に思った

あ。やっぱり?
実は「誰」とは限定せずに書いてみた。
千鶴でもあやめでもどっちでもとれるようにしたつもりだったんだけど、やっぱこの雰囲気は千鶴じゃねえよなw

>ってかうさぎさんって総司の両思いは書いてくれないよね!

あ。ばれた(汗)
いや別に、総司に対して嫌がらせをしてるわけではないのよっ!
しあわせ~な総司も書きたいのよ?
でもなぜか書いているうちにこうなっちゃうんだよねえ・・・

なんかね。
語弊あるかもしれないけど、総司に「幸せ」は似合わない気がするの。
全世界の総司ファンの方ごめんなさいっ

>これも紫苑なんだよね…私的に

紫苑っていうか、あやめなんだけどね(笑)
でも、グリーンさんの印象は正しいと思う。
なんだかんだ言って、私もあやめを想定して書いてた。
千鶴にゃ、この艶っぽさというかしっとり感は出せねえよねまだ。

でも、この話の総司が「グリーンさんの総司」で安心した!
自分勝手なんだけど、でも優しいんだよね総司って。
すっげーわかりにくい人だけど、それがまた魅力なのかもしれないw

>うさぎさんは鎖をこういう意味で捉えたんだね

同じテーマでも、ほんとにとらえ方が違うんだねえ・・・
私もすっげー勉強になる!
これ、また続けようね!
・・・首締まるけどさ(笑)




 

うんうんまたやろう!
もう一個、晴ちゃんの言葉あったよね?なんだっけw

そして、あやめ!
そうだよあやめだよごめんw

NoTitle 

うさぎ姐たん

総司!!
実はわたしもうさぎ姐たんの書くお話なら総司が一番似合いそうと思ってたの。
グリーンさんがいうように両思いのお話がないからなのかなぁ?
うログでの総司のイメージは「金平糖」と「片恋」と「狡猾」かなぁ。

>触れたい、と。
>ただ衝動的にそう思った。

これ!恋情だよねぇ。
嫉妬も孕んだ恋心。
これが似合うのって、やっぱり総司だけだと思うの。
こんなふうに分厚く熱く思われたい...。
あぁぁぁぁぁ!!はっじめさん!!


>白い頬は柔らかいだろうか。
>細い首筋は温かいだろうか。
>濡れた唇はどんな味がするのだろうか。

何年も前に彼女がいる人を好きになった時、その彼の顔を見る度に同じことを思ったもんだよ。
なんでわたしじゃないんだろうって何年も思ってた。
今なら分かるよ。その人は男版の晴子だった。
似すぎてて考えも透けて見えすぎて無理だったんだろうな。


>考えてみたところでどうしようもないことばかりが頭を掠めていく。

嫉妬ってそうなんだよね。
考えたくないのに頭の中グルグルグルグル。
あの頃のわたしは彼氏ジプシーだった...。
恥ずかしい過去。


>君の瞳は僕のことなんか映してはいないくせに。

グリーンさんが映しまくってるYO!
たぶん妄想の中では何度も彼氏、いや夫だYO!!


>僕の気持ちを受け入れてはくれないくせに。

グリーンさんならいつでもウエルカムだYO!
てかすでに受け入れ済みだYO!!


>どうすることもできない思いが胸の中を渦巻く。

もうねぇ。
このお話のコメントを書きながら改めて読み返すと、確信することがあるよ。
このお話は、20そこそこの娘ッコには書けないわ。
書こうとしても底の浅い表現になっちゃうと思う。
まぁ晴子も無理ですけどねw

なんか椿のといい今回のといい、いいもの拝読しました。
姐たんありがとう!





がんじがらめになってしまっていることに気付いたときにはもう遅い。
どうあがいたって抜け出せない。
もがけもがくほど、僕の心は縛られてゆく。

今日一番心に残った文章。
晴子、ここ大好き。

晴ちゃん 

総司なのに!
斎藤じゃないのに!
コメントありがとーっ!!!

>わたしもうさぎ姐たんの書くお話なら総司が一番似合いそうと思ってたの。

わーい!ありがとう!
・・・ってお礼言っていいんだよね?(汗)

>うログでの総司のイメージは「金平糖」と「片恋」と「狡猾」かなぁ

全然脈略のない取り合わせだなw
そしていつのまにか定着した「うログ」
いや、好きだけどさ。

>嫉妬も孕んだ恋心。
>これが似合うのって、やっぱり総司だけだと思うの。

そーなのよ!
ある意味、総司が一番「人間臭い」というか、人間の本能に正直な気がする。
純粋ゆえに正直、みたいな?

>あぁぁぁぁぁ!!はっじめさん!!

いや、これ総司だからw

>なんでわたしじゃないんだろうって何年も思ってた。

わかる。
私もそういう時期あった。
なんであの子なの?って本気でつらかった。

>似すぎてて考えも透けて見えすぎて無理だったんだろうな。

これもわかるなー
似たもの同士って合うときは合うけど、ダメなときはとことんダメだよね。
かといって価値観が全く違う相手とも難しいし。

>あの頃のわたしは彼氏ジプシーだった...。
>恥ずかしい過去。

彼氏ジプシー!
笑っちゃいけないんだろうけど笑った!
すっげーわかりやすい表現だ!

>グリーンさんが映しまくってるYO!
  (略)

こっからのグリーンさん萌えは割愛(笑)
もうね、総司はグリーンさんのものだからね。
だれも手を出せないのだよ。

>このお話は、20そこそこの娘ッコには書けないわ。

わーい!
これって褒めてもらってるんだよねー!?
ありがとうっ!

・・・・ん?
ちょっとまて。
私、まだ20代だよ(←嘘つきました。すみません)

>なんか椿のといい今回のといい、いいもの拝読しました。
>姐たんありがとう!

うわあ・・・
なんか晴ちゃんに褒めてもらうと照れるww
ありがとうです!

>今日一番心に残った文章。
>晴子、ここ大好き。

これもうれしい!
この「恋情」シリーズを表す表現なので
うさぴょん、がんばったよー!
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