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薄桜鬼 (feat.グリーンさん)2

第82話 夏霞

 ←ちーさまと私 その10 雨の雫 →空港

*こちらはグリーンさんとのリレー小説 第82話 です
  しっちゃかめっちゃかになりつつありますが、それでもよければどーぞ!

  第81話はこっちから  →  第81話 あやかしはるこが動く理由



-千鶴-

・・・・・え?

朝だと思って目を開けてみたら。
なんで?
なんで見えてるのが、部屋の天井じゃなく綺麗な空なわけ?

それが夢でも寝ぼけているわけでもないことは、背中に感じる痛みが教えてくれた。
地面に直に横になっていたためだろう。着物は夜露に濡れていて、そして体中が痛かった。

普通であれば不安と恐れで泣き出してもおかしくはない状況。
けれど千鶴はすっかり「普通じゃない状況」に慣れっこになっていた。
-それはそれでどうかと思うが。

夏とはいえ、まだ夜明け。
空気は冷たく、千鶴はぶるっと身震いした。
よいしょっと身体を起こし、周囲をぐるりと見渡して、そして驚いた。
千鶴が寝ていたのは、鴨川の河原だった。


河原に腰をおろし川の流れを眺めながら、さて、と千鶴は考える。
「ここ」はどこだろう。
いや、正確には「ここはどっち」なのだろうと。

周囲の様子にかわりはない。
いつも見ている鴨川に、立ち並ぶ町並みも同じ。
なにひとつ「変わったところ」はない。

ないが。

たぶん「ここ」は「こっち」だろうなあ・・・

と、他人が聞けばなんだかよくわからないが、本人とごく一部の人間なら納得できる言葉を呟きながら、千鶴は立ち上がった。
とにかく。
いつまでもここにいても仕方がない。
町並みが同じであれば。
千鶴が目指す場所は決まっている。

新撰組の屯所へと、千鶴は歩き出した。


-風間-

目指す場所が視界に入ると、風間は足を止めた。
夜明け前にも関わらず、門前には松明が焚かれ見張りの藩士が両側を護っている。
物々しさと緊張感が漂っているのは、この時期であれば当然かもしれない。
何しろ今は、長州討伐が行われている真っ最中なのだから。

広大な敷地を取り巻く土塀を眺めながら、さて、と風間は考える。
「ここ」に自分は存在していない。
なぜかはわからない。
誰の思惑なのか、見当もつかない。
だが、別の世界に飛ばされてきたことは確かだ。

ということは、自分が藩邸に姿を見せれば、さてどうなるのだろうかと。

余興としては悪くはない。

口元に薄い笑みを浮かべると、風間はゆったりと歩き出した。
目の前の薩摩藩邸に向かって。


-高杉-

金をつかませればどんな仕事でも請け負う人間というものは、どこにでもいるものだ。
欲しいものは、金さえあれば自分が労せずとも手に入れることができる。
高杉自身はそういう考え方は好きではなかったが、手段としてならばそれが一番効率のいい方法であることは理解しているし、少なくとも、こと情報に限っては、これが一番手っ取り早いといえるだろう。

おかげで昨夜のうちに欲しい情報は手に入れていた。
すぐに動かなかったのは、あの鬼の頭領のせいだ。
奴が思ったよりも早く自分の居場所を見つけ、何の因果か酒を飲み交わす羽目になってしまった。

遊郭を抜け出したことなど、奴にはお見通しだろうがな。

だからといって、別段困ることもない。
邪魔さえしなければ、鬼の頭領が何をしようと自分には関係はないし、向こうもそう思っているだろう。

朝の静寂に包まれた長屋を眺めながら、さて、と高杉は考える。
「ここ」は自分が知る世界ではない。
理由など知らない。興味もない。
ただ現実を受け入れるだけだ。
もうひとつの現実、というやつを。

なぜあいつが俺の傍を離れているのか。
なせ俺はあいつを手放したのか。

それを知るには、本人に聞くのが一番早いだろう。

それが高杉の出した結論だった。

がらり、と音を立てて木戸が開く。ゆらりと揺れたよく見知った女の影に、高杉は目を細めた。


三人三様の思惑の中、東の空に日が昇る。
やがて陽射しは夏の暑さを町に連れてくるだろう。
けれど朝靄の中、吹き抜ける風はまだ冷たさを纏っている。
それはまるで、明けることを拒む夜の名残のようだった。

靄に煙る空気を切り裂くように、どこかで猫の鳴き声が響いた。


*ちーさま&高杉はほっといてくれていいからっ!(いや、書いてくれても全然いいけどww)
  いっそ、総司とか桂とか副長とか斎藤とか!
  なんでも連れてきてくれてもいいからっ!(←やけくそ中ww)
  ・・・・楽しいねえ(汗)



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~ Comment ~

NoTitle 

アップありがとう!
カオスの極みだー!(私の脳内が)

>なんで見えてるのが、部屋の天井じゃなく綺麗な空なわけ?

ぶはーーー!(>▽<)また飛んだ!
千鶴大変だねえ…体調とか崩してないかしら。

>すっかり慣れっこになっていた。

爆笑w
成長したんだねちづちづっっ
グリーン嬉しいよ!

>たぶん「ここ」は「こっち」だろうなあ・・・

どっちだよ!!!!
あっちじゃないの?こっち?
現代?
ってか江戸時代なのに現代とかw

元の世界だったとしたら、なんで河原で寝てたんだろうとか考えると、もう笑えてくる!

ちーさまは相変わらずかっこいいね…(うっとり)

>自分が藩邸に姿を見せれば、さてどうなるのだろうかと

おもしろがっちゃってるよ!
どうなるんだろう???
普通に捕らわれちゃう?
あらやだっ。なんか面白そうw

>金をつかませればどんな仕事でも請け負う人間というものは、どこにでもいるものだ。

高杉ものっけからかっこいいんですけど!
この台詞には痺れたなあ。
普通の小説の出だしみたい!!(普通?w)

>ただ現実を受け入れるだけだ。

いいね、これ!高杉ってこういう感情が似合う。
あるがままって感じ。
むしろ坊さんより悟りを開いてるw

>なせ俺はあいつを手放したのか。

!!
なるほど…そうきたか…
そっち方面もおもしろそうだ。

さすがうさぎさんだなーって真面目に思った。
自分本位に進めるんじゃなくて、なんか視野を広げさせてくれるの!

>よく見知った女の影に、高杉は目を細めた。

うわっっっ!!!
これどうなるの?ねえどうなるのーー???

>それはまるで、明けることを拒む夜の名残のようだった。

この表現も素敵…
今は夏真っ盛りだし、すごくきゅんときた。

>どこかで猫の鳴き声が響いた。

今回は声だけw
でも必ず登場!

> ・・・・楽しいねえ(汗)

私はすごく楽しいよ!
なにも思いつかないけど、うさぎさんが何とかしてくれるもん!
今回改めて思ったー。
やっぱ器が違う気がするw

 

全然別件だけど、先に謝っとく(>_<)
ホントは明日、大逆転裁判を進めてツダケンの声を聞いてもらおうと思ってたんだけど、

…登場までストーリー進められなかった…

ごめんよー。・゜・(ノД`)・゜・。

グリーンさん 

コメントありがとうっ!

>カオスの極みだー!(私の脳内が)

わーい!一緒だあっ(←やけくそ継続中w)

>どっちだよ!!!!
>あっちじゃないの?こっち?

実はそっち(笑)

>ちーさまは相変わらずかっこいいね…(うっとり)

当然。
なんたって作者(の片われ)の愛を一身に受ける身ですからっ

>どうなるんだろう???
>普通に捕らわれちゃう?

ノリで書いたので。
この後のことは一切考えてないっす!
普通にスル―しちまうか・・・(ぼそっ)

>高杉ものっけからかっこいいんですけど!

なんたって作者(の片われ)のあ(以下略)

>あるがままって感じ。
>むしろ坊さんより悟りを開いてるw

あははは!確かに!
高杉って、あんまり執着しなさそうじゃん?(紫苑除く)
目の前の現実に対して「さて、どうするか」って考えそう。
土方もこのタイプかなって思ってる。

>なるほど…そうきたか…
>そっち方面もおもしろそうだ。

ほらグリーンさんがさ。
「あやめと高杉」を書いてほしいみたいなこと言ってたじゃない?
すれ違うだけでもいいからって。
あれが頭に残ってて、じゃあいっそ会わせちゃえとww
どうなるかは全然わからねえけど!

>自分本位に進めるんじゃなくて、なんか視野を広げさせてくれるの!

そんな良いもんじゃないです!
単に丸投げしてるだけーっ

>これどうなるの?ねえどうなるのーー???

だから全く考えてねえんだってば!(笑)

>今回は声だけw
>でも必ず登場!

なんたって今回の「影の主役」ですもの。
裏で糸ひいてる存在ですものーっ!!

>私はすごく楽しいよ!
>なにも思いつかないけど、うさぎさんが何とかしてくれるもん!

おいwちょっとまて(汗)

>やっぱ器が違う気がするw

だから丸投げする術に長けてるだけだってばw

>ホントは明日、大逆転裁判を進めてツダケンの声を聞いてもらおうと思ってたんだけど
>…登場までストーリー進められなかった…

あははは!
その気持ちが嬉しい!
大丈夫だよー
だって。

東京行ったらツダケンに会えるんでしょ

 

うた〜ぎタン☆

今回もドキドキしたよー(≧∇≦)
なーしてこんなにみんな格好良いの!
着流しの袖を風になびかせてにやつきながら半面目でスッスッて歩いてるちーさまと、眉間に少しの皺を作り眼光ビーム放ちながらサッサッと歩いてる晋ちゃんの姿を、晴子は心の目で見たよo(^▽^)o
ご飯10杯イケる男前っぷりだった!

ちづたんは、なんかイケ幕ヒロインみたいにあっち行ったりこっち行ったりしてるねぇ。
慣れっこになってるのが笑えたよw

はぁ。
続き早く読みたい。
でも明日はついにオフ会だし、続きは数日後なのかな。
晴子も行きたかったよー(>_<)
寂しい。

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