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薄桜鬼 (feat.グリーンさん)2

第80話 蝉時雨

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*こちらはグリーンさんとのリレー小説 第80話(!!!)ですw
  どこを目指してるのか、書き手二人とも全くわからず暴走中。
  第79話はこちらへどうぞ♪ → 第79話 君とあの子と、僕とあいつら


あいつの行きそうなところなど、考えなくてもわかる。
俺とあいつは、どこか似ている。認めたくはないがな。

「ここ」が普通ではないことくらいは、すぐにわかった。
目に映る風景は全く同じだが、風が違う。匂いが違う。
「ここ」は俺の知る世界ではない。

その中で雪村の女鬼は、同じ匂いだった。
理由など知らぬし、追及する気もない。
俺と、雪村の女鬼。
そして、「あいつ」もまた俺たちと同じだということだけがわかればそれで十分だ。


「-早かったな。」

風間の姿を見ても、高杉は驚きもしなかった。
おそらくは予測していたのだろう。自分を探して風間がここに来ることを。
風間は後ろ手に襖を閉めた。

島原の遊郭。
ここほど、今の俺たちに相応しい場所はないだろう。
誰であるとか、どこの者であるとか。そんなことは関係なく、客であれば受け入れる場所。
身を潜めるにはもってこいの場所だ。

そう思った自分と同じことを考えたであろう高杉に、風間は苦笑した。

「まあ、座れ。一杯やれよ。」

くつろいだ様子で、高杉は盃を差し出す。
すでに何本か空けているのだろう。膳には銚子が転がっていた。

「それで?お前はなにか知っているのか?」

さほど慌てた様子も見せず、むしろ楽し気な顔をして高杉は盃に酒を注ぐ。
風間は酒を一息に飲み干した。

「知らぬ。気づけばここにいた。」
「なるほどな。」

くっと喉の奥で笑うと、高杉は手酌で酒を煽る。

「ひとつ聞くが。今は、いつだ?」

まるで世間話でもしているような気軽さだったが、それが高杉という男だ。
どんな時でも自分を見失うことはない。

「正確にはわからぬが、おそらくは禁門の変が終わり長州討伐が行われている頃だろうな。」

それはここへ来るまでに風間が耳にした町の噂だ。
町人たちの戯言も時には役にたつものだ、と風間は内心でうそぶいた。

「・・・なるほどな。」

もう一度、高杉は低く笑った。

「それじゃあ、俺が京にいるはずはねえ。長州は幕府軍と四か国連合に攻撃されて大騒ぎしている真っ最中だからな。」

淡々と高杉は告げた。まるで他人事のように。

この摩訶不思議な状況をこの男はいとも簡単に受け入れた。
常人であれば混乱し、訳も分からぬままもがくところだろうに。
そう、あの女鬼の反応が当然で。

そこで風間は思い出す。
沖田とともにいた女のことを。

-「あちら」では、常に高杉の傍にいたはずのあの女を。

「・・・どうやら、こちらでは俺たちが知るものとは別の時間が流れているようだな。」

風間の言葉に、高杉の表情がわずかに揺らぐ。
その掌の中で、盃が割れる乾いた音が響いた。


明け方近く。
高杉がそっと出ていったことに気づきはしたが、風間は後は追わなかった。

奴がどこへ、何をしに行ったのか。
そんなことは訊かずともわかる。
俺と奴は似ているからな。

「さて。俺も行くとするか。」

風間もまた、己の用を済ませるために夜明けの街並みへと姿を消した。



呼び声が聞こえた。
最初は夢かと思ったけれど、頬をぺちぺちとたたかれる痛みは本物で。
千鶴は顔をしかめつつ、目を開けた。

「あ。起きた。」

耳に届いたどこか間の抜けた声とともに、目に飛び込んできたのは澄んだ翡翠色で。
鼻と鼻がくっつきそうな、ありえないほどのその近さに千鶴は瞬きすることさえ忘れて息を飲んだ。

「・・・お、沖田さんっ!」
「やっとお目覚めだね。」

総司のにんまりとした笑みが視界いっぱいに広がる。
なんとか自分の置かれた状況を確かめると-どうやら自分は寝床に寝ていて、総司はその上にのしかかるようにしている。

「お、お、お、お、沖田さんっ!」

とんでもない状況に千鶴の顔は真っ赤だ。
あわてふためく千鶴に目を細めると、総司は身を起こし寝床の傍に胡坐をかいた。

「全く。あんまり心配させないでよね。僕も忙しいんだからさ。」

わざとらしいほどの溜息をつきつつも、総司の顔には安堵感が見え隠れしている。むろん千鶴にそれを気づかせるような真似はしなかったけれど。

「す、すみません!私、寝坊しちゃましたかっ!?」

千鶴は慌てて身を起こし、周囲をきょろきょろと見渡した。
開け放たれた障子戸の向こうは、すっかり夕暮れの色に染まっていて。
千鶴の顔面が蒼白になる。

どうしよう。
昨夜はちゃんと寝たのに、朝どころかもう夕刻!
どれだけ寝たんだろう私!
せっかくここでの仕事をもらって、外出許可もいただいたのに!
こんなんじゃ、また監禁の身に逆戻りしちゃう!

「ご、ごめんなさい!!すぐに夕餉の支度を!」

今更遅いかもしれないけれど、それでも何もしないよりはましだろう。
千鶴は掛け布団を払いのけた。

「千鶴ちゃん。」
「すみません!」

慌てる千鶴は、訝しげな総司の視線には気づかない。

「あの、あやめさんは?お勝手場にいらっしゃるんでしょうか?」
「千鶴ちゃん!」

立ち上がった千鶴の腕を総司が強くつかむ。
真剣なその顔つきに、千鶴は動きを止めた。

「・・・沖田さん?」
「千鶴ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫って、あの・・・?」

ようやく千鶴は、なにかがおかしいことに気づく。
それが何かはわからなかったけれど。

「あの、沖田さん・・・?あやめさんは・・・」
「-それ、誰のことさ。」

え・・・?

夏の夕暮れ。肌にはまだ汗がにじむ暑い空気。
それなのに、総司に掴まれた手首は氷のように冷たかった。


夢でも見てたんだろう。

土方はあっさりとそう言った。

庭に倒れている千鶴を見つけたのは総司だ。
洗濯物を干している最中、暑さにやられたのかもしれない。
すぐに部屋に運んだが、千鶴は一昼夜目を覚まさなかった。

今日はなにもするな。しばらく寝てろ。

土方にそう言われ、そしてそれは有無を言わさぬ口調だったので。
千鶴はおとなしくその言葉に従った。

部屋に引っこみ、総司が持ってきてくれた夕餉を食べ。
斎藤の見張りの元、風呂を使い。
暑気あたりなら体を冷やしたほうがいいと言って、濡れた手拭いと冷ました白湯を届けてくれたのは原田だった。

あれは夢だったんだ。

千鶴はぼんやりと考える。

夢にしては妙に生々しかった気がするけれど。
けれど、夢で良かった。
誰も自分を知らない世界なんて、もう経験したくはない。

でも。

ふと千鶴は眉をよせた。

あれは本当に夢だったんだろうか-

いつもは寄り付きもしないはるこが、なぜか千鶴の足元で丸くなっている。
その背中をそっと撫でてみても、はるこは微動だにしない。

「どうしたの?今日は私が触っても怒らないんだね。」

ふふっと小さく笑ったその時。
庭の木立ががさりと音を立てた。
驚いて音のほうに視線を向けると、そこには思ってもみなかった人影。

「あなたは・・・!」
「-すまねえな。お嬢ちゃんにちょっと聞きたいことがあってよ。」

悪びれることもなくそう告げた桂を千鶴は呆然と見つめる。
どこにいるのか、蝉の鳴き声が耳障りなほど大きく響く。
足元で、はるこの金の瞳が妖しく揺らめいた。


*サブタイトル 「はるこのあやかし奇談」ww
  結局、(王道編+書き直し編)÷2 にした(笑)



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~ Comment ~

 

え?(^∇^)

…え?(^∇^)

千鶴戻ってきた??
戻って来ちゃった?

えー?!

グリーンはこんらんした!
つうこんのいちげき!

 

ちづちづ、帰ってきたの?!
風間ちーさまは?
で、高杉も向こうへ行ってるのね?

うさぎさん、私も混乱中…。
グリーンさん、私を引き戻してください〜。

 

( ̄◇ ̄;)
ちづたんだけ帰還?!
だって、それじゃあちーさまと高須先生があっちにいて、こっちに居ないことになっちゃう。
え?え?
なんだ?メビウスの輪に踊らされてる感が...。

 

ってことは、桂の用件って「高須、
どこ?」ってことか…な?
まじすかー!!やだ、カオス!(≧∇≦)

 

改めまして!
いやはや、衝撃作でしたw

>風が違う。匂いが違う。

かっこいいー!
大好きこのセリフ!
さすが鬼だよ。
しかも、千鶴は同じ匂い、って….これまたかっこいい♪
最近コメディしか浮かばないから、こういうのドキドキしちゃうっ

で、まるで待ち合わせたかのような二人w
もうちょっと慌てろよとか勝手なことを思う私w

>今は、いつだ?

このセリフも好きだぜ姉御!
デキる男二人の会話っていいっすなあ☆

そして時代設定ありがと、助かったw

私は確か風間に「千鶴」って呼ばせちゃったんだけど実は迷ったのよね。
そこまで仲良いんだろうかと(;^_^A
そしたら女鬼って心の中で呼んでるね。よし、私も合わせるねー♪

>俺が京にいるはずはねえ

笑ってしまったごめんwあまりにも冷静で!(≧∇≦)
さすが高杉だよ!

んでこっからだよ!衝撃波が!
私こっぱみじんw
何がって、総司馬乗りですよ総司馬乗り!大事なことなので2回言う!
最近身体的接触が少なかったからさー、もうよだれもん!
ありがとううさぎさん!

千鶴に気付かれないよう安堵する総司も好きだー!
大好きだー!

で、衝撃波その二。
あやめのこと知らないよ総司が!
ってことは…ってことはー!

夢で終わらせられたよ!土方さんひどいw
ちづちづも納得しちゃってるし。んもう相変わらず順応早くて困る\(^o^)/

あと、なに?あやかしはるこに桂?
うさぎさんってここまで鬼畜だったっけ?w
めっちゃ面白いんだけど、めっちゃ怖いー!!どうしよう。・゜・(ノД`)・゜・。

これは続きに少し日数をいただくぜ。
ちょっと伏線回収しなきゃ←できるのか?w

すべての鍵ははるこが握っている!!

↑ごめん、適当に言ったw

とりあえず読み返そう。
総司のシーンを重点的に読み返そう。

 

あーやんさん→
引き戻せ…ないかもww

グリーンさん&あーやんさん&晴ちゃん 

コメントありがとーなの!

ってか、三人そろって同じようなこと言ってるしww
えー。
これって、私の中では「王道」なんですけど・・・(汗)

>風間ちーさまは?
>で、高杉も向こうへ行ってるのね?
>それじゃあちーさまと高須先生があっちにいて、こっちに居ないことになっちゃう。

おっしゃる通り。
風間ちーさま&高須センセ(やめろこの呼び方ww)はまだ「あちら」におられまする。

>桂の用件って「高須、 どこ?」ってことか…な?

だからこの呼び方やめろってばーっ!!
癖になるじゃねえかww

>いやはや、衝撃作でしたw

そ、そうなんだ。
私的には、まったく普通に書いたんだが。
グリーンさんもこの展開は予測してるだろうなあ、って思ってたしw

前半のちーさま&センセのやりとりはね。
すっごく楽しく書いてました。
ホント、グリーンさんの言う通り、「できる男」のやりとりは書いてても気持ちいいぜ!

>そして時代設定ありがと、助かったw

これは私自身が確認しておきたかったのだ。
え、これ、いつ頃の話よ!
この時、高杉はどこにいるのさってw
ほら。本物の(繊月花の)高杉が京にいる時期だとややこしいからさ。

>そしたら女鬼って心の中で呼んでるね。よし、私も合わせるねー

別に「千鶴呼び」でも構わないぜよ!
単に「女鬼」って響きが好きだっただけー!

>笑ってしまったごめんwあまりにも冷静で!(≧∇≦)
>さすが高杉だよ!

なんかね。高杉なら平気でこの状況も受け入れそうな気がして。
彼にしてみりゃ外国に来たくらいの感覚なのではないかとw

>んでこっからだよ!衝撃波が!
>私こっぱみじんw

えーっ!
って、これ見て私がこっぱみじんww
そんなに衝撃的だとは全く思ってなかったんだもん。

>何がって、総司馬乗りですよ総司馬乗り!大事なことなので2回言う!

まずこっちかよ(笑)
でもね、私も最近「総司」を書いてなかったからさ。
ちょっと飢えてたってのもあって、実はこの場面は無理やりだったりするw

>で、衝撃波その二
>夢で終わらせられたよ!土方さんひどいw

だって。土方だもん。
徹底した現実主義&合理主義者だもん。
「夢に決まってんだろうが!この忙しいのに寝ぼけたことぬかしてんじゃねえ!」で終わると思う。

>あと、なに?あやかしはるこに桂?

前回さ。グリーンさんが「はるこ」で終わったじゃない?
あれの真似っこしてみたかったの♪
・・・なのに、なぜかあやかしに(笑)

んでもって、困ったときはこの人。
やっぱ桂だよねえ。
何とかしてくれそうな気がするもん!(←自分でしろよww)

>うさぎさんってここまで鬼畜だったっけ?w

鬼畜ってww
そんなにハードル上げたつもりはなかったんだが。

あ。はっきり断言しておきますが。
この後の展開について、私の見通し・魂胆・陰謀等は一切ございません!
簡単にいやぁ、後のことは一切考えちゃいねえし!

>すべての鍵ははるこが握っている!!

そうそう!
すべては「あやかしはるこ」の陰謀だ!(責任転嫁中)

>総司のシーンを重点的に読み返そう。

そっちかーいっ!!

NoTitle 

>これって、私の中では「王道」なんですけど・・・

どの部分が王道なのか真剣に知りたいw
夢だった、ってとこ???
はるこの能力ってとこ???←そんな記述はない

>グリーンさんもこの展開は予測してるだろうなあ、って思ってたしw

いや!なかった!
もうちょっと理屈をこねるつもりでいたよ、私w

>この後の展開について、私の見通し・魂胆・陰謀等は一切ございません!

ほんとに?
だったら私、昼間に1個思いついたから自由に書いちゃうよー♪

グリーンさん 

>どの部分が王道なのか真剣に知りたいw

え。
元の世界に一旦戻っちゃうとことか

実は前半と後半は別の話だったのよ、最初は。
前半の話を書いて、「ありゃ?」と思い。
で、前半の話の後半(ややこしいなw)を削除した。
んでもって、後半の話(ちづたん帰還)を新たに書いて。
で、最終的にくっつけたという、とんでもない話だったりするww

>もうちょっと理屈をこねるつもりでいたよ、私w

私もだ!(←ほんとかよ)

>昼間に1個思いついたから自由に書いちゃうよー♪

オッケー!!
なんにも考えてないってのはホント。
ただ、このまま夢オチにするつもりはないかなー
けどグリーンさんにまかせるよ!


 

か、書いた

バタッ

 

よ、読んだ。パション。

グリーンさん&晴ちゃん 

いや、ふたりともおかしいから(笑)
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