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薄桜鬼 (feat.グリーンさん)

第54話 疑惑

 ←守りたかったのは →それは触れるための口実

*こちらはグリーンさんとのリレー小説 第54話 です
 土方ルートからの斎藤ルート・・・のはずが、なんだかまた土方ルートに戻っちまった気がする・・・
 第53話は2話ありますよー  → 第53話その1 やきもち  第53話その2 BlueRose



それが土方の耳に入らないはずがなかった。
地獄耳と称されることが多い土方だったが、別段人より耳の機能が発達しているわけではない。
立場上、単に情報収集能力に長けているだけのことだ。
新撰組には監察方がいたし、それ以外にも彼自身が雇っている情報屋の類も少なくはない。
長州や薩摩の動向はもちろん、なにがどうなるかわからないこの時世、幕府側の動きも探っておく必要がある。
いち早く情報を掴むためにはありとあらゆる手段を講じる。
それくらいの準備はしていて当然なのだ-新撰組副長としては。

だが今回はそんな情報網を使わずとも、すぐに調べはついた。
また、真偽を疑う必要もない。
情報源はほかならぬ新撰組組長と副長付きの小姓だったから。

それでも、まさか、という思いは拭いきれなかった。
何かの間違いだろうと、自分の耳を疑いもした。
二人が嘘をついているとは思わなかったが、きっと誤解があるのだろうと。
だから土方は、それを確かめるべく屯所を出た。
こんなことを確かめようとしている自分自身に、どこか後ろめたさを感じながら。

けれど。
疑惑は確信めいたものにかわる。
笑いあう二人の姿を見た瞬間に。

「-土方さん。」

店の戸口に佇む土方の姿に気付いた兎は、嬉しそうな笑顔で彼に駆け寄った。

「こんな時間に、どうしたんですか。」

いつも夜しか訪れない土方だったから、それは兎の素朴な疑問だったのだが。
土方は無言で兎を見下ろし-そして、店の奥の席にゆったりと腰掛けている風間に視線を移した。

「土方さん?」

どこかいつもと違う土方に、兎は怪訝そうに眉を寄せる。
そんな兎を土方は醒めた目で見下ろした。

「・・・ひとつ訊くが。」

初めて聞く土方の冷たい声に、兎は無意識に肩を揺らせた。

「お前が風間の屋敷に行ったってのは事実か。」

淡々とした口調。だが、怒鳴られた方がましだと思えるほど、それは威圧的で、そして激しい怒りを感じさせるものだった。
兎の返答が僅かに遅れたのは、土方の態度に驚いたからで。
それ以外に理由はなかったし、いつもの土方ならそれくらいは察しただろう。
だが、今の土方にはそんな余裕はなかった。

「-事実なんだな。」
「あの、土方さん。」
「わかった。」

短く答えると、土方はあっさりと踵を返した。そのまま足早に店を出る。
兎はすぐにその後を追い、何度も愛しい男の名を呼んだが、土方が振りかえることは一度もなかった。


「よう、野良犬。」

背後からの声に、土方は思いきり顔を顰めた。
なんでこんな時にこいつに会うんだ。
このまま無視してしまうことも考えたが、それが通用するほど甘い相手ではないこともわかっている。
土方は小さく舌を打ちつつ、足を止めた。

「-気安く声をかけるんじゃねえ。」

そう言って振り向いた先には、高杉の姿。
珍しく一人だ。紫苑も桂もいなかった。
土方の顔を見ると、高杉は僅かに眉をあげた。

「どうした。景気の悪い顔してるじゃねえか。」
「大きなお世話だ。」

なんだって新撰組副長が朝敵の藩士と立ち話をしなきゃならねえんだ。
そう思いつつ、土方は忌々しげに高杉を睨みつける。
対する高杉は悠然とした態度を崩さない。

「当ててやろうか。-女だろ。」

高杉は口端をあげた。それがまた土方の神経を逆撫でする。
もちろん高杉はわかっていてやっているのだろうが。
ここが往来でなければ、高杉の胸ぐらを掴みあげているところだ。

「とうとう袖にされたか。」

楽しげに笑う高杉から土方は視線を逸らした。

「図星かよ。」
「うるせえ。」
「天下の新撰組副長も、惚れた女には弱いってか。」
「てめえこそ、なんでひとりなんだ。あの別嬪はどうした。」

話の矛先をかえようと土方は紫苑の名を出したが、高杉は動じない。

「昨夜可愛がり過ぎちまったからな。床から起き上がれねえんだよ。」

よくもまあ恥ずかしげもなくそんな事が言えるもんだ。

土方は呆れたように高杉を見つめる。

「で、ご機嫌取りにあいつの好きな菓子でも買ってやろうと思ってな。」
「・・・兎屋へ行くのか。」

途端に土方の表情が険しくなったことに、当然高杉は気付いたが何も言わなかった。

「じゃあ、早く買って帰ってやるんだな。」

もうこの話は終わりだとでも言うように、土方は背を向けた。

「おい。」

立ち去る土方の背に高杉の声が響く。

「兎屋の別嬪に伝言はねえのか?」

一瞬、土方は足を止めたが、振り向くことはなかった。
そのまま雑踏にまぎれてゆく土方の後ろ姿を高杉は興味深げな顔をして見送っていた。


店の暖簾をくぐった高杉の視界に入って来たのは、店の奥で寄り添うように立っている二人の姿。
一人はこの店の女主人。
泣いているらしい彼女の肩を抱いているのは、西の鬼の頭領だった。

-理由はこれか。

高杉はすっと目を細めた。


*あら?おかしいわwwこんな展開になっちゃったわwどうしましょ
  副長、なんだかカッコ悪いわねえ(笑)
 


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~ Comment ~

 

おはようございますっ!
もー、続きが気になりすぎますっ(≧∇≦)
嫉妬する土方さん。
土方さんと会話する高杉。
優しく寄り添う風間。
かっこいい男しか出てきてない 笑
今日1日このお話思い出してドキドキニヤニヤするんだろうな、私 笑

 

なんだこの月9ドラマは!w
私も続きが気になってしょうがないんだけど!

私のブログにくれたコメント「思い出さない方がよかったかも」に爆笑したー!(≧∇≦)

…参ったな

 

兎の中にも理性くんたちいるのかしら 笑

 

改めてー!アップありがとうです!

>別段人より耳の機能が発達しているわけではない。

なんかウケた!
デビルマン想像したw

しかしまーこの土方ときたら!
兎泣いちゃったよ(´・ω・`)忙しい二人だなw

でも、こういう二人けっこう好き!
土方が普通の男に戻れるのは、兎がいるからなんだなーって思う。

ちーさまちょっと笑った!兎屋に来るの早すぎでしょ!どんだけ来たかったの!
(ってか、送ってくれたのかな?)

高杉はもう、高杉だわねw
この人リレーだと、誰かの仲を引っ掻き回すか紫苑といちゃついてるかどっちかだよねw
もちろんそのままでいてほしい!仲を取り持つ高杉とか怖いw

>とうとう袖にされたか。

すっげー楽しそうな顔してたんだろうな、高杉!想像したらグハッてなった(≧∇≦)
後ろから「ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ」って音が聞こえてくるもんw

>「昨夜可愛がり過ぎちまったからな。床から起き上がれねえんだよ。」

はっ!!
(//∇//)
やだもうほんと恥ずかしい!だめじゃん言っちゃ!

紫苑これ知ったら怒るだろうなーw

しかも機嫌取るために兎屋きたんだw
なんだよかわいいな!
風間を見てだいだい事情は察したか…
でもなんもしなそうだなこの人w

ところで私しか知らないだろうけど、兎屋ってホントは団子屋じゃないんだぜ?
小説屋だから。
どうやって販売するのかは知らん!

あーやんさん 

兎の中の理性くんたち。

いますね!断言!(≧∇≦)

NoTitle 

書いたよ~!ドキドキ系は皆無ですw
http://green11984.blog.fc2.com/blog-entry-311.html

NoTitle 

あのね、なんとなく気付いただけなんだけどね。
PC版で見た時の、このブログの左端に出るINDEX。
順番がばらばらになっちゃってるの。
こないだまでは普通だったのに。
なんでだろう?私だけ?
あ、リレーのINDEXだけです!

あーやんさん&グリーンさん 

コメントありがとうございます!
土方ルート副長やきもち編、お届けします(おいw)

◇あーやんさん

>かっこいい男しか出てきてない 笑

あははは!確かに!
でも今回の副長はちょっとヘタレ(笑)
恋する男は盲目なんだよw

高杉&ちーさまのカッコよさに比べると、ちと可哀そうだったかもしれないけど!
でもまあ、たまにはやきもちやいていただきましょう!

>もー、続きが気になりすぎますっ(≧∇≦)

私も―!!
続きのことなんか知っちゃねえww(笑)

>兎の中にも理性くんたちいるのかしら 笑

きっとね。理性君たちが走り回ってると思うのー
でもいつか決壊してくれると期待してる!!

いつもご訪問ありがとうね!!

◇グリーンさん

>なんだこの月9ドラマは!w

うふふ♪
昔懐かしいトレンディドラマ。
三角関係とか大好物だもん!!

>デビルマン想像したw

おお!あきらくん!
アニメと漫画じゃラストが違うんだよね、デビルマン。
個人的には漫画版が好きだ。

>兎泣いちゃったよ(´・ω・`)忙しい二人だなw
>土方が普通の男に戻れるのは、兎がいるからなんだなーって思う。

そうそう!そうなの!!
いつもは出来る男だけどさ。兎の前だけでは素に戻る土方を書きたかったのー!!(絶対嘘だww)

>兎屋に来るの早すぎでしょ!どんだけ来たかったの!
>(ってか、送ってくれたのかな?)

女口説くときは即効攻撃!これ基本!
ちーさまに口説かれたら絶対落ちるけどなあ、私。
口説かれる前にもう落ちてるけどww

>高杉はもう、高杉だわねw

はいそうです!(きっぱり!)
おっしゃる通り、仲を取り持つ高杉なんざ見たくねえww
まとまりかけた話をぶっ壊すのが高杉だー!!

>紫苑といちゃついてるかどっちかだよねw

私がリレーで高杉書いてるのは、紫苑といちゃこらさせたいからです

>後ろから「ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ」って音が聞こえてくるもんw

わはははは!想像して爆笑!!
にやにやにやにやって看板背負ってそうだw

>>「昨夜可愛がり過ぎちまったからな。床から起き上がれねえんだよ。」
>紫苑これ知ったら怒るだろうなーw

だろうねえ。
でもまた押し倒されてうやむやになるんだぜ、きっと。
そしてまたまた起き上がれない、とww

>しかも機嫌取るために兎屋きたんだw

ベタぼれですもん、紫苑に。
この可愛さに紫苑もやられてるんじゃね?

>私しか知らないだろうけど、兎屋ってホントは団子屋じゃないんだぜ?

知らん知らん!
なにそれーっ!!

>PC版で見た時の、このブログの左端に出るINDEX。
>順番がばらばらになっちゃってるの。

そうなんです!
ある日突然そうなったのよ。
原因は全くわからねえ。
テンプレ変えてもバラバラのまま・・・

まあ、いいかと放置してますがww

>書いたよ~!ドキドキ系は皆無ですw

ありがとーっ!!
読んでくる!!


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