「うさぎの芸術部屋」
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トーマの心臓
『トーマの心臓』 (作/萩尾望都)
「百億の昼…』の流れで、萩尾望都さんの名作、いきます。
古いです。古いですけど名作として名高いので、お若い方もご存じかも。
少年愛の走り、と言える作品かも。
以下ネタバレ含みます。ご注意を!
↓
BLといっても生々しいものではありません。
精神的な、ピュアな感じ。
舞台はドイツのギナジウム。
この作品で初めてドイツの学校教育システムを知りましたww
全寮制の古い学校に転校してきたエーリク。
寮の舎監を務める委員長ユリスモール。
ユリスモールのルームメイトのオスカー。
そして、エーリクが転校してくる前に自殺したトーマ。
この四人を中心にお話が進みます。
少年愛というか、友情というか。
とにかく透明感のあるお話です。キスシーンくらいはありますけど、
ホント、きれいな感じ。
とにかくオスカーがカッコイイ!!
ひとつ年上なんですけど、器がでかいというか、あったかいというか。
自分も複雑な事情を抱えてるんですけど、ユリスモールとエーリクを見守るんだよねえ…
まだ10代なのにこの落ち着きはなに!ってくらい、キャパがでかいwww
コミックスはすでに廃番だと思いますが、文庫が出てます。
未読の方はぜひ!
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- ┣ ちーさまと私2
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- ┣ 繊月花-新撰組外伝-1
- ┣ 繊月花-新撰組外伝-2
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- ┣ 繊月花-もうひとつの終章-
- ┣ 繊月花 番外編
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- ┣ 今宵貴方に酔わされて
- ┣ 花言葉
- ┣ 今、あなたのもとへ
- ┣ 恋情の鎖
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- ┣ 手を握ったのは
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~ Comment ~
東屋梢風さま
コメントありがとうございます!
「トーマの心臓」はほんとに名作だと思います
当時は上っ面しか読みこめていなかったんですが
年月を経て、色んな経験をしてから読み返すと
また違う側面が見えてきますよね
萩尾作品は、テーマが非常に重厚で
正直、少女漫画のカテゴリーにおさまらないような気もします
「訪問者」「湖畔にて」知ってます♪
オスカーの少年時代、本編ではさらっと触れられているだけでしたので、「訪問者」を読んで納得しました
ほんと、あれでは大人びるよねえ・・・
「ポーの一族」の新作はまだ読んでいないのですが
ちらっと絵柄は拝見しました
やっぱり若干、絵がかわってましたね
昔の画のイメージが強いので、慣れるまでに時間がかかりそうですw
「トーマの心臓」はほんとに名作だと思います
当時は上っ面しか読みこめていなかったんですが
年月を経て、色んな経験をしてから読み返すと
また違う側面が見えてきますよね
萩尾作品は、テーマが非常に重厚で
正直、少女漫画のカテゴリーにおさまらないような気もします
「訪問者」「湖畔にて」知ってます♪
オスカーの少年時代、本編ではさらっと触れられているだけでしたので、「訪問者」を読んで納得しました
ほんと、あれでは大人びるよねえ・・・
「ポーの一族」の新作はまだ読んでいないのですが
ちらっと絵柄は拝見しました
やっぱり若干、絵がかわってましたね
昔の画のイメージが強いので、慣れるまでに時間がかかりそうですw
遺されて生きていく
それに対して、トーマが家族よりも友の救済を選んだのは、若く純粋すぎるゆえなのか、あの子と家族の繋がりとはどんなものだったのか、つい考えてしまいます。
オスカーは大人びた少年ですが、スピンオフ作品「訪問者」では子供らしい素顔を見せていて、印象的でした。
しかし、オスカーが体験した心の修羅場も考えてみれば恐ろしく、あれでは大人びるしかないと思います。(そんなセリフがどこかにあったような)
ご存じかもしれませんが、月刊フラワーズの最新刊に「ポーの一族」新作が掲載され、別冊付録に「訪問者」「湖畔にて」が収録されていますね。
「湖畔にて」は、イラストと散文を組み合わせた、エーリクの後日譚です。