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 ←副長VS一番組組長 その14 -いつかまた- →名前を呼んで
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薄桜鬼 (feat.グリーンさん)

第32話 月夜のできごと

 ←副長VS一番組組長 その14 -いつかまた- →名前を呼んで

*こちらはグリーンさんとのリレー小説 第32話 です
 32話も続いたことにびっくりw
 どうなるのか、書いてる方も全くわかっていないとんでもないお話ですw
 ちなみに現在は「原田ルート」に突入しておりまする。
 第31話はこっち → 


「-どうした?」

千鶴を部屋まで届け部屋を辞そうとした斎藤は、障子に手をかけたまま足を止めた。
振り返った視線の先にはぼんやりと座っている千鶴がいる。
斎藤は僅かに目を細めた。

原田に呼ばれ井戸へ向かってみれば、濡れた襦袢姿のままの千鶴がいた。その肩には原田の上衣が掛けられていた。
自分を呼びに来た原田の上半身が裸だった訳はこれか。
斎藤はそう思った。

そのまま千鶴を他の隊士たちの目に触れぬよう自室まで送り届けた斎藤だったが、その間千鶴は一言も口をきかなかった。
ただ自分で自分の肩を抱き、小さく震えているだけで。

原田が何かをしたわけではないだろう。あの男はそういう人間ではない。
ただ斎藤はひとつ不思議に思っていることがある。

なぜ原田は自分で千鶴を部屋まで送り届けなかったのだ?

「・・・そのままでは風邪をひく。早く着替える方がいい。」

斎藤の低い声に、千鶴はびくっと身を強張らせた。
心ここに非ずとはこのことかもしれない、と斎藤は思う。

「体が冷え切っているのではないか?何か温かいものでも持ってこよう。」
「あ、あの斎藤さん。」
「なんだ。」
「あの・・・原田さんは・・・」

千鶴はどこかためらいがちに、それでも顔をあげた。

「-部屋に戻ったのではないか?」
「・・・そうですか。」

呟くように言うと、千鶴は再び俯いてしまった。
斎藤は小さく溜息をつくと、温かい茶を持って来てやるとだけ告げて部屋を出て行った。


だが斎藤は勝手場には行かなかった。そのまま迷うことなく副長室へ向かう。
突然の来訪だったが、土方には斎藤の用件がわかっていたのだろう。何も言わず部屋に招き入れた。

「千鶴のことです。」
斎藤の静かな声音に、土方は息を吐いた。
「・・・で?」
「余計なこととはわかっていますが、このままにしておくのもどうかと。」
「ほっとけ。」
土方の短い返答に、斎藤はほんの少し眉をあげた。
そんな斎藤に、土方は苦笑する。
「こういうことはな、斎藤。ほっとくに限るんだよ。」
土方はあっさりと告げると、文机に広げた文に目を通し始める。
「色恋ってのはな。他人が口を出すと余計にこじれるもんなんだ。ほっとけ。」
そう言う土方の口調は確信に満ちていた。

伊達に場数は踏んでいないということか。
さすがは副長だ。
しかも自分は「千鶴のこと」とだけしか言っていない。
それなのに何の事かすぐに察した土方に、斎藤は口元を緩めた。
なんだかんだ言っても、土方もまた二人のことを気にかけてはいたのだろう。

「-悪いな、斎藤。ちょっと出かける。」

文に目を通していた土方は、突然立ち上がった。それは唐突にも思える態度だ。
その顔には、ほんの少し焦りのような色が見える。

「なにか良くないことでも?」
斎藤の表情が厳しさを帯びる。
副長が読んでいたのはなんの文だったのだ?そういえば山崎が留守にしている。
奴から何か極秘の連絡があったのか?
「副長、何か緊急事態ですか。」
さしでがましいとは思いつつ、斎藤はそう口にした。
彼がそう言わずにはいられないほど、土方は切迫しているように見えたから。
だが土方はなんとなくバツの悪そうな顔をして斎藤を見下ろしている。

「・・・いや、野暮用だ。」

それだけ告げると、土方はあわただしく部屋を出て行った。
土方が向かった先が兎屋であることには、さすがの斎藤も気付かなかった。



他人の奢りでしこたま呑んだ桂は、機嫌良く藩邸に戻ってきた。
全く酔っていないわけではないが、頭ははっきりしている。

あいつも不器用だよなあ。

桂の口元に苦笑が浮かぶ。
惚れた女に嫌われてしまった-と思いこんでいる呑み仲間。
それほど付き合いが長いわけではなかったが、なんとなくこのまま放っておく気にはなれなかった。

やれやれ。俺ってほんとにいい奴だよなあ。

そんなことを思いながら、桂は自室には戻らず、中庭に面したある部屋にむかった。
-のだが。
障子を開けようとして、ふと中の気配に気付き思わず手を引っ込める。

中の灯りは消えていたが、人の気配はある。
そして聞こえてきたのは衣ずれの音。一人だけのものではない熱い息遣い。
押し殺したような吐息と喘ぎ声。

それだけ聞けば、中で何をしているのかは嫌でもわかる。
桂はそっとその場から離れた。

勘違いで悩んでる奴もいれば、ようやくてめえの気持ちに気付いた奴もいるってか。

桂はどこか楽しげに口元をあげた。
見上げた冬の夜空には月がぼんやりと浮かんでいた。


*結局、なんにも進んでねえっ!
ムードメーカー原田の不調は、話を進めるには致命的だあっ!!
斎藤は役に立たねえし、土方は放置だし(笑)
でもね!
とりあえずなんとかしてくれそうな桂を配置してみたからっ!!
怒らないでね♪



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~ Comment ~

 

あはは!
野暮用再びw

いや待って、私が言いたいのはそこじゃない!

>桂を配置したから

…ほんと?
高杉と紫苑の睦み合いが書きたかっただけでは?!
なんて思ってしまった私を許してー!

あとできちんと感想書くねー!

NoTitle 

アップありがとうございます!
ちゃんと斎藤出してくれてありがとう(´▽`)

>視線の先にはぼんやりと座っている千鶴がいる。

原田の胸板を思い出してるのでしょうか( ´艸`)
斎藤が不憫w

>自分を呼びに来た原田の上半身が裸だった訳はこれか。

あはっ
そかそか、そうなるよね!
見てみたい!

>なぜ原田は自分で千鶴を部屋まで送り届けなかったのだ?

第31話をご一読ください、ってなもんですな(´∀`*)

>だが斎藤は勝手場には行かなかった

行かなかったんだw
お茶持ってってやれー(≧∇≦)
あれかな?私達に忘れられたりしてちょっと怒ってるのかなw

>「ほっとけ。」

土方さん相変わらず!!!
面倒見はいいけど、恋路には首を突っ込まず。
このリレーの土方って、おいしいポジションにいますよね!
兎ともいちゃこらして楽しそうだし。

>「-悪いな、斎藤。ちょっと出かける。」

この後の展開、ずっこけましたw
ほんとに緊急事態?もしかしてそれ、私にバトンタッチされるのか?
やばいそんなシリアスなネタ何も思いつかないー!
って焦ったんですけど、

>土方が向かった先が兎屋であることには、さすがの斎藤も気付かなかった。

逢引きかーーー!!!( ,,>З<)

いえ、そうじゃない可能性も残ってはいると思うのですが。
まったく。みんな野暮用野暮用って。
そんなところまで似なくてもいいのにっw

そして桂ですよ。
土方さん頼りにならないから、桂に後光が射して見えるよ!

>あいつも不器用だよなあ。

やっぱいい男。

>そして聞こえてきたのは衣ずれの音。一人だけのものではない熱い息遣い。
>押し殺したような吐息と喘ぎ声。

ちょっとうさぎさん!
すんげーいろいろ想像しちゃったじゃないですか!w
ふぅ…いけないいけない。明日は月曜だしちゃんとした社会人に戻らなくては。

>勘違いで悩んでる奴もいれば、ようやくてめえの気持ちに気付いた奴もいるってか。

最後にいいセリフきた!!!
うさぎさん、繊月花では本当に高杉のこと我慢してたんですね…
紫苑と高杉がラブラブだと、なんか私まで嬉しくなっちゃう!!

>ムードメーカー原田の不調は、話を進めるには致命的だあっ!!

ほんとですね!参る!
さてどうするかな。

あー頭がりがり掻きたいw

グリーンさん 

コメントありがとうございます!

>ちゃんと斎藤出してくれてありがとう(´▽`)

だって。
なんだか存在感薄いしさ。
すでに千鶴争奪戦からは脱落してる気配濃厚だしwww
でも!
私は斉藤も好きだーっ!!!

>斎藤が不憫w
>あれかな?私達に忘れられたりしてちょっと怒ってるのかなw

忘れてない!私は忘れてないよ!
ただちょっと動かしにくいだけで(ひどい)

>このリレーの土方って、おいしいポジションにいますよね!
兎ともいちゃこらして楽しそうだし。

ですねえ。
おかしい。最初は「総司VS副長」の図式になりそうだったのに
こっちもいつの間にか脱落してるし。
原田編終わったら(・・・終わるのか?)副長編でもいいですね♪
いきなり蝦夷まで飛ぶけどさw

>逢引きかーーー!!!( ,,>З<)
いえ、そうじゃない可能性も残ってはいると思うのですが。

あははは!逢引!!
いい響きやあ・・・
これは、「千鶴がシジミ汁こぼした日の夜の話」設定のつもりです。
なので千鶴から話を聞いた兎が土方をお呼び出しw
文をもらって兎屋に飛んで行って・・・その後いちゃこら場面に突入さ!

>土方さん頼りにならないから、桂に後光が射して見えるよ

やっぱりこういう存在は必要だよね!
当事者だけじゃ話が進まねーよ。

>高杉と紫苑の睦み合いが書きたかっただけでは?!

・・・・そんなわけないじゃないですか(棒読み)

>すんげーいろいろ想像しちゃったじゃないですか!w

うふ♪
想像するのって楽しいよね(笑)

>うさぎさん、繊月花では本当に高杉のこと我慢してたんですね

我慢というか。
紅蓮を書いてる頃から「高杉熱」が出てきてしまってw
あー。こいつら幸せにしてやりてーっ!って思っちゃった。

>あー頭がりがり掻きたいw

副長かい(笑)

 

鬼畜シリーズになっちまった!

http://green11984.blog.fc2.com/blog-entry-259.html?sp

 

おはようございます!

そか!兎からの文ってこないだのアレなんですね!
鈍くてごめんなさいっ

グリーンさん 

>鬼畜シリーズになっちまった

鬼畜シリーズてwww
なんか趣旨がどんどん変わってきている気がする(汗)

>鈍くてごめんなさいっ

いえいえ!
なんでもいいんです。どうせ副長、やっちゃうんだし(笑)
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