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薄桜鬼 (feat.グリーンさん)

事件想起 11

 ←その距離はもう少し →目を閉じたその先で

* こちらはグリーンさんとのリレー小説 第16話ですww
   第15話はこちら → 事件想起10



早く屯所へ帰りたい。

空を仰ぎながら千鶴が切にそう願っている頃。



原田は、屯所から少し離れた場所にある茶店にいた。
目の前には、寛いだ様子で茶を啜っている桂がいる。

「で?俺に何の用だ?-まあ、真昼間から新撰組幹部に呼び出されて、のこのこ出てくる俺も俺だがよ。」
「俺があんたを呼び出した時点で、用件はわかりきってるだろうが。」

緊迫したわけでも、殺気だっているわけでもない。二人とも、まるで昔からの友人と語らっているかのような、実に楽しげな表情をしている。
「違えねぇ。」
面白そうに桂は笑った。

「俺は別に、あんたに風間を裏切れとか、そんなことを言ってんじゃねえ。預けてた仔犬を返してもらいてぇだけだ。」
「・・・俺はあんたのことは嫌いじゃねぇがな。言葉には気をつけろよ。」

桂の口調は変わらず飄々としてはいたが、その眼の奥に鋭い光が宿る。
「俺達は風間の仲間ってわけじゃねえ。裏切るもくそもねえよ。」
「そりゃ悪かったな。」
原田は悪びれることもなく、口端を上げた。

「-ってことは、風間に義理立てする必要もねぇってことだよな。」

にやりと笑う原田に、桂は目を細めた。
まんまと策に乗ったのか、あるいは乗せられた振りをしているのか。
桂の表情からは読み取れなかったが、少なくとも原田の言わんとしていることは理解しているのだろう。

「・・・しょうがねえなあ。俺は、頼まれると嫌って言えねえ性格なんだよな。」
そう言うと、桂は天を仰いだ。



「よう、野良犬。」

聞き覚えのある声と言葉に、土方は思いきり顔を顰めた。
真昼間の往来で、新撰組副長にむかってこんな軽口を叩ける奴など限られている。
むすっとした表情を崩さぬまま、土方はゆっくりと振り返った。
振り向いた先には、予想に違わず、薩摩藩邸前で会った男がいた。その傍らには、あの時一緒にいた女が寄り添うように立っている。

「・・・てめぇ。昼日中から俺に声をかけるなんざ、いい度胸じゃねえか。」
「知り合いがいりゃ、声もかけるだろうが。」

土方の脅しにも似た言葉に、男は屈託なく笑う。
着流しに羽織った羽織の袂の中で腕を組むと、楽しげに土方を見た。

「てめえは、自分の立場ってやつをわかってねえようだな。」
「立場?どんな立場だ?」

わかりきっているはずだろうに、男はさらりと聞き返す。
土方は小さく舌を打った。

「・・・まあいい。今はてめぇと遊んでる暇はねぇ。」
「なんだ。まだ迷子が戻ってないのか。」

土方は答えない。むろん、それ自体が答えになってしまうことは充分わかっている。
男はくっくと咽喉の奥で笑った。

「早く迎えに行ってやるんだな。迷子を放っておくと、あとで自分が後悔するぜ。」
「・・・てめぇに何がわかるってんだ。」

安い挑発であることは百も承知だったが、それでも言わずにはいられなかった。
男は気にした様子もなく、口元をあげたまま言葉を続ける。

「てめぇが拾ったんなら、最後まで面倒みてやるんだな。それができねぇんなら、端から拾わねぇこった。」

そう言うと、男はちらりと自分の肩越しに、背後の女を振り返る。
黙って俯いている女の表情は、土方には見えなかった。
女を見つめながら、男は呟くように言った。

「・・・ただの気まぐれが、そのうち本気になっちまうってこともあるからな。」

男の貌に穏やかな色が浮かんだことに土方は気付いた。だがそれは本当に一瞬のことだった。男はすぐに土方に視線を戻し、皮肉めいた笑みを浮かべる。

「まあ、俺には関係ねえことだがな。」
「・・・そろそろ行かないと。」

それまで黙っていた女の遠慮がちな声に、男は肩をすくめた。
仕方ねえなとでも言うように溜息をつく。

「じゃあな。まあがんばりなよ、副長さんよ。」

あっさり言うと、男は何事もなかったかのように土方の脇を通り過ぎる。ほんの少し遅れて、女が後に続く。
二人が通りすぎた後には、甘い香りが漂っていた。

このまま逃がしてもいいのか。
そう思わなかったわけではない。奴が「誰」なのかは、もう調べがついている。
それでも、なぜか後を追いかける気にはならなかった。

「-次に会ったときはとっ捕まえてやるからな。覚悟しとけよ、高杉。」

そう呟く土方の顔は、どこか自嘲気味に歪んでいた。



* グリーンさん
   申し訳ございませんっ!!なんの進展もございませんっ!!
   しかも、個人的に「桂×原田」「高杉×土方」が書きたかっただけ、という・・・
   あとはお任せ(おい)
   もちろん恋愛想起(?)に分岐していただいてもオッケーです♪





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~ Comment ~

 

やっぱりうさぎさんが書く桂と高杉はかっこいい!
細かい感想は後ほど書きますが、ひとまず打ち合わせをw
次回、私の当番で個別ルートに行くことはないと思いますー。
もうちょっと彼らと遊びたくなってしまったのでw

NoTitle 

それでは感想を書きなぐりたいと思います!

>空を仰ぎながら千鶴が切にそう願っている頃。

こっちの表現の方がいいですね!
最後焦ってしまって(時間が迫ってたので)、あんま推敲できなかったんです。
ちょっと悔しいっっw

そして桂と原田。
はたして似た者同士の組み合わせは、どんな会話を交わすのか?!

>まるで昔からの友人と語らっているかのような、実に楽しげな表情をしている。

やっぱどっちも抜け目ない感じですね!
内心がどうであれ、それをおくびにも出さないっていう。
(むすっとした顔する土方の方がよっぽど正直なんじゃないかと思うw)

>「・・・俺はあんたのことは嫌いじゃねぇがな。言葉には気をつけろよ。」

おおっと!桂が仕掛けたか!(プロレス実況中継?)
この一瞬の目の光、いいですねえ。にやっとしましたぜ!
でも原田も負けてない。

>「-ってことは、風間に義理立てする必要もねぇってことだよな。」

うひょー!!
二人ともかっこいいんだからぁーーー。
どっちもはっきり言ってないのに、密約が交わされた雰囲気。
ぞくぞくっ

>「・・・しょうがねえなあ。俺は、頼まれると嫌って言えねえ性格なんだよな。」

しまった、これは次回桂を動かさないとまずいか?w
この時の桂も、ちょっと笑ってたのかなーと思いました。違ったらごめんなさいw

そして二戦目。高杉vs副長。カーン!!

>「よう、野良犬。」

あはっ☆
この台詞、使ってもらえたと思っていいんでしょうか???

そうそう。すんげえ今さらなんですけど。
これずっと前から思ってました。
うさぎさん、会話の最後に句点つけますよね(^ω^)
私は付けない派で。
合わせようか迷ったんだけど、まあ大勢に影響ないかと思ってそのまま貫いてます。
申し訳ない!って、今更どうでもいいって?w

>むすっとした表情を崩さぬまま、土方はゆっくりと振り返った。

これすごく想像しやすかったですw
あのままの顔(薄桜鬼立ち絵)ですよね!

>あの時一緒にいた女が寄り添うように立っている。

今回は恋に落ちることもなく、それでもなんとなく傍に控えてるあやめちゃんが好きです。

>着流しに羽織った羽織の袂の中で腕を組むと

うわー!映像出てきた!!

高杉ってイケ幕風でも銀魂風でもどっちでもいけると思うんですけど、
最近ぬらりひょんの孫に出てくる「奴良鯉伴」のイメージでも再生されます。
ぬら孫、そんなに好きってわけじゃないんですけど鯉伴の絵は気に入ってるんです。
着崩した着流しがいい。

>「なんだ。まだ迷子が戻ってないのか。」

ふふっ
この言い方も好きだなー♪

>「・・・ただの気まぐれが、そのうち本気になっちまうってこともあるからな。」
>男の貌に穏やかな色が

素敵です!!!
繊月花がぶわっと蘇りました。
特に再開してからの二人(あやめ&高杉)。
グラバー園で名前を呼ぶ高杉とか。
高杉とあやめの最期の会話とか…

あー!もっかい読んでくる!!!

>「・・・そろそろ行かないと。」

この台詞もいいなー!
さりげなく引き戻すあやめちゃん。
私も一緒に戻されたぜw

>二人が通りすぎた後には、甘い香りが漂っていた。

これも!
懐かしい。そして少し切ない。

もう千鶴のこと忘れちゃいそうだよw
いけないいけない、これはあやめちゃんの話じゃないんだーっ

なんていうか、私もうさぎさんもお互い趣味に走ってる感じですね♪
私はコメディ、うさぎさんは繊月花!
それでいいじゃない!と思う今日この頃☆

グリーンさん 

コメントありがとうございます!

>次回、私の当番で個別ルートに行くことはないと思いますー。

オッケーでーす!
もうね。好きにすればいいと思うの(笑)
細かい打ち合わせしても、絶対暴走する二人だからwww

>どっちもはっきり言ってないのに、密約が交わされた雰囲気。

うわあ♪
なんかわかっていただけて嬉しい!
この二人の飄々とした雰囲気が伝わればいいな、と思ってたんですけど!
気軽な会話の中にも火花が散る、みたいな?
二人ともいい男やあ・・・

>しまった、これは次回桂を動かさないとまずいか?w

どっちでもいいですー!
あんまり深くは考えてないのでww
でも、グリーンさんが書いて下さる桂、何気に好きなので!

>この時の桂も、ちょっと笑ってたのかなーと思いました

合ってます!!
この二人、絶対深刻な顔つきはしないと思ってるので!
常に笑ってる余裕の大人!!

>そして二戦目。高杉vs副長。カーン!!

あははは!ほんとにタイトルマッチになってるww

>この台詞、使ってもらえたと思っていいんでしょうか???

ですです!!
すごく好きなセリフなので、使ってみたかった!
高杉、言いそうですやん♪
すっげー軽い調子で、にやって笑いながら。

>うさぎさん、会話の最後に句点つけますよね(^ω^)

あー。
意識はしてませんでしたけど、そうかもww

>合わせようか迷ったんだけど、まあ大勢に影響ないかと思ってそのまま貫いてます。

うん。大勢に影響ない(笑)
べつにこだわってるわけでもないですし、私が合わせましょうか?
って、絶対無意識に「。」つけちまうけどwww
ちなみに、独白とかの時はわりと意識して、あえてつけない時もありますw

>最近ぬらりひょんの孫に出てくる「奴良鯉伴」のイメージでも再生されます。

あ!わかるかもー!!
私も「ぬら孫」はそれほど執着してるわけじゃないですけど、イメージは似てるかもしれないですね!

でもやっぱりギンが好き♪

>素敵です!!!
繊月花がぶわっと蘇りました。

ありがとうございます!
って、お礼を言うとこじゃないかもしれないですけど!
まだひきずってる自分がちょっと嫌だ(笑)

>あー!もっかい読んでくる!!!

うわあ!すなおに嬉しい!!
そんなん言ってくださるの、グリーンさんだけです!!
ありがとーっ!!!

>いけないいけない、これはあやめちゃんの話じゃないんだーっ

そうです!
これは千鶴の逆ハ―なんです!!

>私もうさぎさんもお互い趣味に走ってる感じですね♪

うん・・・すみません!
どうしても暴走しちゃいますww
ちょっと心をいれかえますね!(笑)

>私はコメディ、うさぎさんは繊月花!
それでいいじゃない!と思う今日この頃☆

あら?そう?
じゃあ、思いきり走っちゃいますぜ!

コメディ、書きたいんですけどね。
ほんと難しいんですよね・・・

もう少し修行します!!

NoTitle 

続き書いたの。
でも、なんか。
コメディでもないし進展もない。
今さら謝るのもどうかと思うのでとりあえず晒す!!w
http://green11984.blog.fc2.com/blog-entry-241.html

 

酔っ払いって怖いですね…
ひどい出来だったので書き直します(´・ω・`)
またお時間ください(>_<)

NoTitle 

結局どっちも似たようなもんです。
http://green11984.blog.fc2.com/blog-entry-241.html
http://green11984.blog.fc2.com/blog-entry-242.html
はぁ…自分にがっかりだよw

そうそう、句点の件は気にしないでください!
お互いやりたいようにいきましょう♪

グリーンさん 

アップありがとう!
これから読んでくるぜww
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