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【  2016年09月  】 

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十六夜に肩を寄せ合い見た月の

歌詠みさまへ捧げる物語

2016.09.24 (Sat)

 見上げれば、雲ひとつない晴れた夜空が広がっていてそこには輝く月が浮かんでいた満月も良いが 今宵の月もまた風情があるそう言ったのはあの人だった低いその声に顔をあげると深いまなざしがわたしを見つめていて語らぬ唇がそっとわたしの唇に触れたあれは十六夜 澄んだ風に芒がざわめき奏でる虫の声が宵を彩る欠けゆく月の夜のことだったあの日やわらかな月の光は儚くてまるで夢幻のようだと思ったのだけれどどうして今夜の月の...全文を読む

4 Made in a cage in which the pupil catch me

始まりの章

2016.09.24 (Sat)

 京の冬は寒く、それは江戸の比ではないただ寒いだけなら、例えば着物を何枚も重ねれば少しはましになるし、暖も取れるかもしれないけれど京独特の「底冷え」というやつは、それくらいで凌げるものではなかった文字通り身体の芯から冷え切り、手足の先の感覚がなくなることもざらだいざという時に刀を握れなくては話にならないから、この寒さに慣れるために日が昇りきる夜明け前に鍛錬をしようと言いだしたのは誰だっただろうめんど...全文を読む

そして誰もいなくなった

うさぎの図書館

2016.09.24 (Sat)

 『そして誰もいなくなった』 (原題:And Then There Were None)いや、どっかのテレビ局で放送されてたドラマじゃないです1939年に刊行されたアガサ・クリスティ原作の小説のことねこの間、友人とこの話題になりまして何十年ぶりかにもう一度読み返してみたので記事にしてみたwクリスティにハマってたのは中学生のころですかねえ当時は、洋物なら「クリスティ」と「エラリー・クイーン」、和物なら「筒井康隆」か「星新一」って...全文を読む

2 If I were you

始まりの章

2016.09.18 (Sun)

 うるさいほどの蝉の声で目が覚めた耳障りなその声が暑さを増していくようで、思わず顔を顰める京で過ごす夏には慣れたつもりだったが、この蒸し暑さはどうしても好きになれなかった夏は暑いもんだどこかの副長は涼しい顔をしてそう言ったけれど年寄りは暑さ寒さを感じないらしいよと言い返したら、眉間の皺が三本増えていた夜でもうだるような暑さのためすっかり用を成してはいないものの、それでもまだ体に纏わりついていた掛布を...全文を読む

序章 It was the beginning of everything

始まりの章

2016.09.16 (Fri)

 しんと静まり返った闇の中きぃぃぃんと空気を切り裂くような冷たい音が響くけれど夜も更けた刻限 その音に振り向く人の影はない「やれやれ」たった今切り捨てた、元は人の形をしていた異形のものを青年は醒めた眼差しで見下ろしていた怯えも恐れも、怒りも憎しみもその目からは感じられないあるとすればそれは蔑みにも似た色かもしれない「これ、どうするの」己の刃から滴る血糊を懐紙で拭き取りながら、青年は肩越しに振り返るそ...全文を読む

十六夜

歌詠みさまへ捧げる物語

2016.09.11 (Sun)

 別れを告げたのは俺だったそれがおまえのためだとあの時は本当にそう思っていた俺の存在がおまえの枷になるのであれば俺がいることでおまえの心が乱れるのであればおまえの前からいなくなることが俺に出来る おまえへの唯一の真の証だとおまえが幸せで 心穏やかでそんな日々を過ごすことができるのであればそれだけで俺は満足だとけれど 離れてみてわかったことがあるなにがおまえへの真の証だ俺の存在がおまえの枷になるなどと...全文を読む

甘い影 10

甘い影(連載)

2016.09.08 (Thu)

 名は告げないお互いのことは詮索しないこの関係に日常はもちこまない言葉にして約束したわけではないけれどあの雨の日からそれがふたりの間の決まりごとだったそれなのにまさかあんなところで会うことになるとはな思いもかけぬ場所での邂逅に息をのんだのは土方だけではなかった女もまた目を見開き、一瞬言葉を失くすけれど、そこはさすがに大店の女将だ後ろに控える使用人が不審に思う前に、何事もなかったかのようににこやかに応...全文を読む

お名は申さぬ 一座の中に

恋のうた

2016.09.03 (Sat)

 ずっと傍にいた片時も離れたことはなかったどこに行くにも 何をするにも傍にいることが当たり前だったそれは眠るときも同じことで余程のことがない限り、同じ部屋に寝床を延べただから目を覚ました時当然、そこにあるはずの温もりがなく高杉はわずかに眉を寄せた伸ばした手の先に伝わるのは、冷え切った畳それはつまり、隣の寝床で眠っていた主はすでに起き出して布団を片付けたということだたとえ眠っている時であっても気配には...全文を読む

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Author:うさぎ
こんにちは。うさぎと申します。
拙い小説をちまちまと書き綴っては自己満足に浸っている未熟者ではございますが、よろしくお願いいたします。

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